ウルフオブウォールストリートは全投資家必見の1本

映画の話

皆さんご存知でしょうか?米国の証券会社の実態を。

日本では考えられないほど乱れまくっています!まあ映画の話ですが・・・

でもこの映画、実はジツワなんです。いや、実話です。本当に存在する人をモデルに作られてるんですよね。ジョーダン・ベルフォートという実在の株のブローカーの半生を描いた作品です。

この映画の何が凄いって、アメリカンドリームとアメリカ人セレブの生活、米国株と証券業界の光と闇をそれぞれ体現している点だと思います。とにかく凄まじい浮世離れ感で、日本人の感覚では到底理解できないほどのセレブ生活を送っているかと思いきや、濁流にのみこまれるかの如く転落する人生などをエンターテイメント色満載で映されています。しかもこれが脚色があるとは言えノンフィクション!考えられない世界観です。

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あらすじ

22歳でウォール街の投資銀行へ飛び込んだジョーダンは、学歴もコネも経験もなかったが、誰も思いつかない斬新な発想と巧みな話術で瞬く間になりあがっていく。26歳で証券会社を設立し、年収4900万ドルを稼ぐようになったジョーダンは、常識外れな金遣いの粗さで世間を驚かせる。全てを手に入れ「ウォール街のウルフ」と呼ばれるようになったジョーダンだったが、その行く末には想像を絶する破滅が待ち受けていた。ジョーダン自身による回顧録「ウォール街狂乱日記 『狼』と呼ばれた私のヤバすぎる人生」(早川書房刊)を映画化。共演にジョナ・ヒル、マシュー・マコノヒー、マーゴット・ロビーら。

ウルフ・オブ・ウォールストリート : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

まず監督がマーティン・スコセッシという点で興味をそそられましたが、何といっても主演がディカプリオ!この配役の力の入れ具合から、見たくなる気持ちをそそられますね。また、すごいチョイ役でしたが、個人的に好きなマシュー・マコノヒーが出演している点も見逃せないポイントでした。この人「インターステラー」が有名ですが、「TRUE DETECTIVE」というドラマが個人的には好きです。


ウルフ・オブ・ウォールストリート (字幕版)

この映画の凄いところ

さて、この映画をなぜ今回ご紹介したのかというと、冒頭にも述べた通り、まさに投資の世界の実態が分かるからなのです。映画なのでエンターテイメント性が高い脚色がされておりますが、事実に基づいているという視点でみると、これから投資を始めようという人にはとても勉強になると思います。

例えば、主人公ジョーダンは「ペニー株」という大手証券取引所に上場されていないような株を扱って手数料を稼いで資産を増やしていきます。これは、劇中でも「クズ株」と評されるほど投機的意味合いが強い性質のある株で、まともな資産形成には当然不向きな商品です。これを「あなたも今日から金持ちの仲間入りだ」と煽って買わせるわけです。

これ、まさに日本で我々が行う株式投資の中にも潜む、手を出してはいけないぼったくり商品と同じ性質の商いですよね。我々が目にするぼったくり投資商品のうたい文句でも、「簡単に誰でもお金持ちになれる」といわれて、バカ高い手数料で購入してしまうという図式が成り立っています。

これを売る側の視点からの実際をまざまざと見せつけられます。驚愕!

そして手数料で稼いでのし上がっていくわけですが、いわゆるセレブ層に到達してからも国税局から資産どのように守るか(違法な脱税含む)というようなことをリアルに描いています。

普段我々は投資家の視点からしか物事を考える機会がありませんが、この映画を見ると投資の世界と米国証券業界、アメリカの文化をリアルに内部まで見ることができます

米国株に投資している方はもちろん、これから米国株に投資しようと考えている方に限らず、全投資家が見ておいて損はない映画だと思います。是非一度ご覧ください。単純にエンターテイメントとして見ているだけでも面白い映画ですよ^^

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