みなさん、こんにちは。
以前、賃貸物件のトラブルの対処方法についてご紹介しましたが、今回は引っ越し時の賃貸物件の選び方についてご紹介したいと思います。
賃貸物件のトラブル解決はとても難しいことかと思いますが、賃貸トラブルたすけ隊さんによると、記録を取ることでほとんどのトラブルが解決するそうです。
しかし、今家に問題を抱えていて解決しない場合は、引っ越しを早期に検討することが、時間や心身などを考慮して最良の手段となり得ることをご紹介しました。
では今回は実際に引っ越すときにどんな物件選びをすれば失敗を避けられるかをご紹介したいと思います。
今回は騒音に悩める方に向けて、賃貸物件を選ぶ際の基準をご紹介します。
このとおりに賃貸物件を探せば、少なくとも音について悩むことは無くなるかと思います。
それではいってみましょう。
騒音問題を避けるための物件選び
まず、トラブルから逃れるために引っ越すと決めたら、一刻も早く引っ越したくなります。
が、ここで焦って闇雲に引っ越しても元の木阿弥になりかねません。
そこで、音に悩まされない賃貸の選び方を考え、調査しました。
一般的に言われている音に強いとされる建物の条件は下記となります。
- RC
- 最上階
- 角部屋
- 分譲仕様
これらを満たしていると音に強いとされるようです。
が、私はこれらの条件で探して大外れを引きました。
そこで、もっと原因を突き詰めて考えてみました。
騒音の出る原因は
音の正体は何なのかは最終的に分かりましたが、物件を選択段階では謎なままでした。
この謎の音について、事実から推測してみました。
分かっていることは、不定期、時間を問わず、音量大小あり、ということでした。
つまり、人が起こしていることを推察しました。
定期的に、機械的に音がする場合には、設備音の可能性があります。例えば、エレベーターのある物件だと、作動音が部屋の中に聞こえてくることがあるようです。
人が起こしている音のなのか、物・設備が起こしている音なのかをまずは判断しました。
今回は人が起こしている音だと予測しました。
次に、時間が不定期ということは、生活リズムが少なくとも自分と同じではないことを推測しました。
自分は朝起きて夜寝る、多くの人が同じであろう生活リズムですが、言うまでも無く職業や個々の事情で夜に起きていて日中寝る方もおられますね。
この生活リズムについてなるべく合わせることが、失敗の可能性を低くします。
同じリズムなら、自分が寝ていると周りも寝ているので、少なくとも睡眠を妨げられることはなくなるかと思います。
騒音に悩まない物件選びの基準① 住宅地
では、それを物件選びにどう応用するかということですが、物件の周囲が住宅地かどうかで判断しました。
住宅地であれば、家族で暮らす方が多く、仕事で朝家を出ていく方が比較的多いだろうという読みでした。
住宅地である基準は様々ですが、以下が一つの指標となります。
- コンビニ、スーパーまでの距離
- 駅までの距離
- 幹線道路までの距離 など
これらが近すぎず、遠すぎない距離感だと、周辺には住居しかない閑静なエリアの可能性が高まります。イメージでは上記のいずれからも、歩いて5分以上かかる距離といったことになります。
また、当然ながら工業地帯でもないこともあげられます。
- 工場
- 企業(個人経営除く)
これらも近くに無いに越したことはありません。
要するに徒歩5分圏内に住宅以外の建物がほぼないエリアが狙うべきエリアとなります。
集合住宅の騒音に関しても、閑静な環境であれば、音を立てることを遠慮してしまう心理が働くことが考えられ、常にその状態で生活する人は自然と家の中でも大きな物音を立てる可能性が下がるという理屈になります。
騒音に悩まない物件選びの基準② 現地確認
ただ、実際には全く根拠のない読みとなりますので、もう一つの選定のポイントは必ず現地確認に行くことです。
現地に行って同じ物件の住人が出す音がどんなものか、周辺の喧騒の感じはどんなものかを、確認しておくことが重要です。
それも、自分が最も家にいることの多い、最も騒音に出くわしたくない時間帯に行くことが重要です。
私の場合は夜間でしたので、今の家を決める前に何度も夜間に時間を変えて、家の前まで足を運び、周辺を散策してみました。
これは、立地的に難しい場合もあるかと思いますので、その場合はせめて1回はもっとも自分が家にいる確率の高い時間に物件に訪問してみてください。
これをするかしないかで、物件選びが成功する確率は結構変わるかと思います。
騒音に悩まない物件選びの基準③ 4方に窓の間取り
RCなどの構造も重要だと思いますが、集合住宅で音を気にする場合は、構造よりも間取りを優先して検討することが正解です。
具体的には、なるべく他の部屋と接している面が少ない間取りの部屋となります。
理想的なものは4方向に窓のある間取りとなります。
4面共に窓があれば、隣の部屋と接している部分はかなり限られます。
そして、そのような間取り物件の入居者ターゲットは音を気にする住人であることが多いで、接している部分も玄関付近や廊下、キッチンなどの、接していてもほぼ音の伝わりが気にならない部分になっていることが多いです。
これは検索条件でしぼりこめるものではないので、結構探すことが難しいのですが、根気よく探していくとそれなりに見つかります。
ただし、ここでいう構造はRCと鉄骨造です。木造は明らかに音の伝わり方が変わるので、音を気にする場合、木造は間取りが条件に合っても避けましょう。
騒音に悩まない物件選びの基準④ 前の道路の交通量が少ない
これは一見どうやって判断するのか分からないように思うかもしれませんが、考え方を知ってしまうと割と簡単に判断できるようになります。
判断基準はこんな感じです。
- 家の前の道路の長さ(東西、南北に長く続いている場合✖)
- 幹線道路から家の前まで来る時の曲がり角の数(曲がり角が少ない場合✖)
- 地図を見た時、家の前の道路を使って幹線道路から別の幹線道路までをスムーズに結べるか(スムーズに行ける場合、抜け道として使われているので✖)
こんなところを、物件紹介の地図でチェックすればだんだん分かってくるかと思います。
交通量が多いと、トラックやマフラーのうるさい車、バイクが通る度に気になるということになりかねません。
さらに追加要素
さらに追加の要素として、当初挙げていた条件も足します。
- RC
- 最上階
- 角部屋
- 分譲仕様
これらの条件を満たす物件を探し出すのは、流石に至難の業となります。
実際には個々の財布事情もあるため、家賃や住むエリアという条件が追加されます。
そうすると、まず間違いなく、条件に合う部屋は見つかりません^^;
が、ここで妥協してさっさと決めてしまうと後で後悔することになります。
なので、せめてこの中で9割以上の条件を満たす物件を見つけて、検討するようにしましょう。
私の場合は、3か月かかりました^^;
いずれにしても、時間はかかると思いますので、焦らず、探しましょう。
探していれば、いずれ必ず見つかります^^
まとめ
今回は音で失敗しない賃貸物件の選び方についてご紹介しました。
条件は、このようになります。
- 住宅地
- 現地確認にて閑静
- 4方に窓
- 前の道路の交通量
- RC
- 最上階
- 角部屋
- 分譲仕様
後は個々の事情により、家賃、駅までの距離、駐車場の有無、沿線などが含まれてくるかと思います。
これらの条件を満たす部屋はなかなか見つからないかと思いますが、根気よく探すと必ず見つかります。
バビロンの大富豪で「より良きところに住め」という教えがありますが、今回私はこの重要さがよく分かりました。
また、不動産屋さんに探してもらうなど、人任せにせず、自分の住む場所は自分で決めることも、失敗しないうえではとても重要だと思います。
今回もどなたかの参考になれば幸いです^^
コメント