こんにちは、アワクレトです。
たまには映画の話を紹介したいと思います。お金の話には直結しませんが、映画は「楽しく生きる」という意味ではとても良いエンターテイメントですね。
基本スタンスとしては、ネタバレ無しでご紹介いたしますので、これから見てみようかなという方も、ご安心ください^^
さて、今回は「愚行録」をご紹介したいと思います。
愚行録
妻夫木聡主演のダークなドラマ。
個人的に妻夫木聡さんの主演作が久しぶりだったことと、オフィス北野作品が好きということから、結構期待して見た作品でした。
原作は読まずに見ております。
あらすじ
週刊誌の記者武志は、編集部の意向に反して未解決の田向一家惨殺事件を追っていた。編集長が許す理由に、武志の妹光子の子供に対するDVによる逮捕があった。同情により単独取材を許された武志は、田向夫妻の同僚や学生時代の同級生、元恋人などに、夫妻について話を聞いてまわる。そのうち、二人の本性が段々と見えて来る。
感想
この話のキモとなるのは人間の醜い本性なのです。女性ならではのコミュニティ内でのヒエラルキーや、ふとした時に出る他人には言えないような意地の悪い反応など、感情がドス黒くなるシーンが満載です。そういう意味ではかなり人を選ぶ作品かと思います。
しかも、そうした中でミステリーが進行していき、大どんでん返しとまではいかなくとも、最後はしっかりとしたミステリー作品として完結します。しかし、全体的に後味は悪いし!
でもこの映画に出てる役者さんが皆さん素晴らしい演技をしていると思います。
妻夫木聡さんは今まで見たことがないほど(私が知らないだけかもしれませんが)地味で暗い人間を演じています。
他の演者さんも皆んなすごく嫌な味をしっかり出しています。これを見ると役者さんの好感度が下がるんじゃないかと心配になるほどでした。
なかなか心が抉られる映画ではありましたが、作品としての完成度は高く、とても良い映画だと思いました!
たまにはこういうエグい映画を見ておくと、現実世界での人の暖かさに対する感度が上がりいいかもしれません。私も小さな親切にとても感謝するようになりました。
が、「ジョーカー」のように人によってはますます鬱に入り込む可能性も感じましたので、心の健康状態が良好な時に見ることをオススメします^^;
よかったら是非ご覧ください!
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