全投資家必見のバイブル!株式投資の未来は本当の未来

本の話

こんにちは、アワクレトです。

今回は自己学習に伴うアウトプット回です。

紹介するのはジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」です。

この本ですが、2005年に書かれた本なのですが、16年経つ今でも投資の考え方として参考になる内容が満載です。

しかも、結構ズバッと投資すべき銘柄まで紹介されているという優れものです。まさに初心者には教科書として使えるものですね。

私もこの本に影響されて、いくつかの銘柄を買い足しました。

今回はそんな株式投資の未来を自分なりにご紹介したいと思います。

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「すべての投資家が学ぶべき新しい事実」

こんな文言がとある人物の名前と共に帯に書かれています。その人物とは、「ウォーレン・バフェット」です。

現代に生きる投資の神様と称されるバフェットがこんなことを言っているということが興味をそそられませんか?私ビンビンにそそられてしまいました^^;

そんなバフェットお墨付きの本書ですが、残念なことに電子書籍化されていないのですよね。また、中古の本もあるにはあるのですが、値段が高騰しており、中古でもあまり安くありませんでした。そのため、私は新品を購入しましたが、2020年発刊の第18刷発行のものを購入しました。

翻訳者は瑞穂のりこさん

余談ですが、この本の翻訳者の方は瑞穂のりこさんという方なのですが、巻末にこんな記載がありました。

本書第18刷を発行するに当たり、翻訳者の瑞穂のりこさんを探しています。連絡先をご存じの方は下記宛先までご一報いただければと幸いです。

日経BP社 書籍編集一部 03-6811-8650

https://nkbp/booksQA

「株式投資の未来」 巻末本文より

こんなこともあるんですね~。

15年も経てば引退されている可能性もあるかもしれませんね。

本人の意思でということもあろうかと思いますが、私も少し気になったので、引用させていただきました。

コンセプト

さて、この本を紹介するに当たって、例によって私は全てを紹介できるほどの理解力も、余すことなく紹介できる要約力も持ち合わせておりませんので、今回も自分の気になった部分をご紹介していくスタンスを取らせていただきたいと思います。

まず、先に結論から申し上げておきますが、忠実にこの本の通り投資を実行しようと思っても、私や今ご覧いただいている読者の皆さんにはマネ出来ません。それは、日本に住んでいるからです。

本書はアメリカ在住の筆者が、アメリカの証券制度、税金ルールの中で出来る手法を紹介しているため、多くの日本に暮らす日本人にはマネしようにも日本のルールが異なるために、正確に実現することは不可能となります。

この本を読めば、いかにアメリカ人は優位なルールで投資に挑める環境なのかが見えてきます。私は途中、羨ましさで一度本を閉じました。。

それでも、本の内容はとても素晴らしいもので、われわれ日本人にも大いに得るもののある内容となっておりますので、気になった方は是非ご一読ください!

本の趣旨

さて、私が感じたこの本の勘所ですが、「過去から現在までの流れを知ることで、未来を予測できる。その中で市場平均を上回るリターンを享受することもできる」といった内容かと思います。

本の中で著者は過去のダウ30種とS&P500の銘柄を取り上げ、銘柄の値動きを当時の時代感と共に紹介しています。

その中で、大きく値上げをしている銘柄よりもギリギリで踏みとどまっている銘柄を保有している方が結果としてリターンが大きいといった内容です。

もう少し詳細を紹介していきます。主な作者の主張は以下の通りです。

  • 成長株より、バリュー株
  • S&P500設立時生き残り銘柄に投資することでインデックス投資を上回る運用成績が得られる
  • 成長株は値上がりが激しい分、長期的な配当でバリュー株に劣る
  • 歴史的に最もリターンが期待できるセクターはディフェンシブの、生活必需品とヘルスケア、そしてエネルギーセクター 
  • 長期的なトータルリターンではキャピタルゲインよりもインカムゲインの圧勝
  • 世界第二位の株式市場を有する日本を始め、先進国のほとんどは高齢化により深刻な労働者枯渇の未来が待つ
  • しかし今後経済成長が見込める新興国投資が正解ではない
  • GDP成長率と投資リターンは相関しない
  • D-I-V(配当、国際、バリュエーション)を指針としてをポートフォリオを組む

初心者ながら、結構目から鱗な内容がありました。「インデックス最強!」と妄信している節があったことにも気が付けて良かったと思います^^

また、ネタバレ甚だしいのですが、この本の巻末には具体的なポートフォリオの組み方にまで言及されていますので、そこにも触れておきたいと思います。

ただ、当然のことですが、投資は最終的には自己責任の世界です。誰が言うからとか、誰に進められてとかいう言い訳は通用しませんので、しっかり自己判断をして投資に挑んでくださいね。

著者の推奨ポートフォリオは下記の通りです。

インデックスファンド 米国30% 米国以外20%

リターン補完戦略(各10~15%)

  • 配当上位20%銘柄
  • ダウ上位10種、S&P500上位10種、それぞれのコア10種
  • REIT
  • S&Pグローバル100
  • ダウジョーンズグローバルタイタンズ
  • 多国籍企業への分散投資
  • エネルギーセクター
  • ヘルスケアセクター
  • 生活必需品セクター
  • 低PER
  • S&P500生き残り
  • バークシャー・ハザウェイ 

これを見て意味が分からない方は、そのまま投資してはいけません。投資レベル向上のために自分で調べるか、株式投資の未来を購入して読んでください。自分が分からないものに投資することは自分の資産を守る上で絶対にしてはいけません。

また、16年前の本ということもあり、現在では銘柄名が変わっているものや購入できないものもあります。それらを踏まえて、自身で調べて投資しましょう。

(少しネタバレが過ぎていないか内心ビビっている・・・なんてことはありませんよ、いやホント^^;)

著者が言うには、この投資方針を取ることで、インデックス投資の成績が7%だとしたら、13~15%の成績が狙えるのだそうです。

インデックス投資よりリターンが倍近くなるなんてすごいことですよね!

まとめ

今回はジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」を私の目線でご紹介しました。

今から16年前に書かれた本ですが、内容は今でも、そして未来にも通用すると思われる内容でした。

著者の考えは、過去から現在までの市場リターンを分析することで、未来に向けても投資すべき銘柄の傾向がつかめるということでした。そして、その成績はインデックス投資をはるかに凌駕するリターンを得られるというものです。

これの凄いところは再現性があるところですね。現にこの本が書かれた当時から現在までに結構な時間が経過している訳ですが、著者の考え通りに投資してしたとしたら、本当に一財産築けていたかと思います。

日本のルールで勝負しなければならない我々日本人には配当の恩恵はそこまで享受出来ないかもしれませんが、それでも長期的な投資戦略の考え方としてはとても参考になるのではないでしょうか。

気になる方や、もっと深く知りたいという方は是非本書を一読ください。

今回もどなたかの役に立てばうれしいです^^

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