12月の気になるトピックまとめ

お金にまつわる話

こんにちは、アワクレトです。

今回は投資を行う上で気になる経済トピックスをご紹介したいと思います。元来このような経済ニュースにはとても弱いのですが、初心者とは言え投資家の端くれとして、自身の勉強のためにも少しずつ触れていきたいと思います。

それではよろしくお願いいたします。

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12月の市場動向

まずは市場の全体的な動向です。

ダウ平均やS&P500出資数など、市場の主要指数は今月も軒並み上昇しました。

理由の1つとして、主要マーケットを抱える米国のFRBは追加の金融緩和策を発生したことに起因しています。ゼロ金利政策が2023年中は続くと想定して、米国債などを買い入れる方針を継続するそうです。

つまり、継続して市場にお金を大量に供給する方針とのことですね。

これを受けて、直近の指数上昇はもちろんのこと、株高傾向は2021年も継続する目算が高まっています。

ここ数年のトレンドとして米国株価を押し上げる要因として一番大きいものは、FRBの金融政策だということがあります。FRBの資金流入額と株価の上昇が相関しているとのことです。

この資金の流れが継続することで、株高傾向は継続することが予想されているといった具合です。

今から株がさらに値上がりすると分かっているなら、今の内からインデックスファンドにフルベットしておく選択もありかもなどと、脳裏をよぎってしまう私は、まだまだ未熟者です…

S&P500にテスラ組み入れ

これ以前も話題としたことですが、テスラがついにS&P500出資数に組み入れられましたね。これによる各ファンドのリバランスが生じ、少なからず影響が出ました。

数日は組み入れによる影響が市場全体にも出ていたようですが、1カ月を通してみると既に落ち着いているようです。

市場の動向としては大きなトピックとなることでもありませんが、個人的には、ETFを購入している身の上で、ついにテスラの株主となれたことに少し感動しました。

今後もテスラには注目していきたいと思います。

米国製造業が回復の兆し

米製造業が景気好調となったようです。12月ISM製造業景況指数は2年半ぶり高水準をマークしました。

米供給管理協会(ISM)が発表した12月ISM製造業景況指数は60.7と11月57.5から低下予想に反して上昇し2018年8月以降2年半ぶり高水準を記録した。活動の拡大と縮小の境目となる50を7カ月連続で上回った。民間マークイットが発表した12月製造業PMI改定値も2014年9月来で最高を記録するなど、製造業は順調な伸びを見せている。

米ISM製造業景況指数、18年以来の高水準-受注と生産好調 – Bloomberg

製造業が回復することで、雇用回復→景気回復という道筋が見えてきましたが、マーケットは先取りして高値を付けていく様相ですね。

株高・ドル安傾向が継続

上記でも触れましたが、金融緩和の影響により、ドル安が続いています。

MSCI ACWIにおける月間騰落率を見ると、全体では前月比+4.5%、先進国が前月比+4.1%、新興国が前月比+7.2%となり、先進国・新興国ともに大きく上昇した。

年間の騰落率では、全体が前年比+14.3%、先進国が前年比+14.1%、新興国が前年比+15.8%だった。12月に新興国株が急上昇したことが、年間上昇率で新興国が先進国を上回った要因となっている。

11月に引き続き、財政出動や緩和的な金融政策が続くなかで、主要先進国でワクチン接種が進み、集団免疫の獲得期待が高まっていることが相場を押し上げたと見られる。

国別の株価の動きを見ると、今月は対象国50か国中、45か国が上昇している(図表3)。前年比も22か国が前年比でプラスとなった。中でも、ハイテク関連のウエイトが高い韓国や台湾といった新興国の上昇が目立ち、年間のパフォーマンスも好調だった。

世界各国の金融政策・市場動向(2020年12月)-11月に続き株高・ドル安が進む |ニッセイ基礎研究所 (nli-research.co.jp)

ドル安=円高に繋がります。庶民的な感覚で行くと海外旅行に行けばお得といった感じでしょうか。

しかし、円高は長期的に見るともう少し身近なところで影響が出てきます。

日本の貿易は輸出が輸入を上回っています。そのため円高になると日本経済へのダメージは円安よりも大きいことになります。

長期化すると主要な輸出企業のダメージが膨らみ、従業員の給与や雇用に影響してきます。結果、日本全体の経済に影響してくることに繋がりますね。

また、市場に現金が流れ込むことによる株価高の要因となります。今後も継続して注視していきたい事項ですね。

まとめ

今月もトピックをご紹介しましたが、全体的な所感としては今年1年のインパクトが強く、12月単独でのイベントごとは薄かったという印象でした。

やはり、金融緩和による将来への景気・業績回復期待による要因で株価高が形成されている感が強く、実体経済が追い付いている間隔がありません。

裏を返せば、いつ株価が暴落して実体経済に近づくかも分かりません。

つまりは、先が読めないという見通しとなりますが、株価に一喜一憂せずに、初心を忘れず2021年も投資を継続していきたいものです。

2021年はなるべく自身の理想ポートフォリオを形成できるように少しづつ進めていきたいと考えております。

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