生命保険を解約したので持ち出し金額を計算してみました

お金にまつわる話

こんにちは、アワクレトです。

皆さん、生命保険は加入しておられますでしょうか?

私は、以前にもご紹介したとおり、解約してしまいました。

加入当時は必要性を感じ、また貯金にも投資にもなると思い込んでいたわけですが、解約した今となっては、元々必要なかったものだなと感じております。

今回、その保険の支払金額を知らせるはがきを処分したので、ついでにどれほど自分が支払っていて、解約した時の返戻金額はいくらだったのかを計算してみましたので、ご紹介したいと思います。

この記事を書いていてつらくなるほど、衝撃的な金額を支出していました。。

スポンサーリンク

生命保険の加入

生命保険に加入したきっかけは当時、信頼できる知り合いから生命保険に加入したという話を聞き、その内容があまりにも良く聞こえたということからでした。

私が加入したのは外貨建ての積立保険で、年3%の利息が付くという商品でした。当時、投資の知識も経験も疎かった私は、「銀行金利が0.001%の時代にそんな魔法のようなものが存在するのか」と衝撃を受けました。

もちろん今となっては計算してみれば分かることであり、実際年利3%ではないことは明白なのですが、当時は金利の計算方法など分かっておらず、何十年後に元本保証された形で、しかもお金が増えて手元に返ってくると聞いて、飛びついてしまいました。

紹介された生命保険会社の営業マンの方というのが、またすごい方で、保険営業マンとして世界でのアワードを受賞したという記録を紹介されたり、自己紹介代わりとして、自身の半生を綴った自費出版の本まで手渡されました。

また著名人の知り合いも多いとして、様々な名前の聞いたことのある有名企業の社長や資産家、芸能人とのエピソードを話されていました。

今では逆に警戒すると思いますが、当時は、「こんなすごい人と知り合いになれるなんて自分はラッキーだな~」なんて思っておりました。

そしてまんまと生命保険と医療保険、がん保険を全てその人から契約しました。

その後も定期的に連絡があるようになり、半年に1度程度顔を合わせるようになりました。そうした中で、自動車保険や火災保険までその人にお願いするようになり、言われるがままの金額で契約しておりました。

自動車保険や、火災保険は割高だな~とその当時から感じていたのですが、その人だからいいかなどと思っていたわけですね。

生命保険の解約

ところが、以前もご紹介したとおり、支出が収入を上回るといった事態に見まわれ、強制的に支出を見直し、必要のない支出を削ることになりました。

その過程で、保険についてよくよく計算しなおし、結果必要ないとの判断で解約に至りました。

簡単に言うと、生命保険自体、自分が死んだときに誰かにお金を残すのを本来の目的としておりましたが、私の場合、自分が亡くなっても家族は金銭的に大きく不自由することはないという結論でした。

また、投資としては、拠出する金額的にも利率的にも割に合わないという判断でした。

また、医療保険やがん保険は、自分が病気になったときの治療費を計算してみたところ、10年後には保険金を貯金していった金額でほとんどの治療費を賄えるという結論にいたりました。

また、10年後以降も自身を健康に維持することができれば、その範囲はさらに拡大します。

以上のような理由から解約を決断するに至ったわけですが、今すぐ大きな病気となった時が、もっともの損失が大きくなるわけです。

そこで、健康な体を維持するようにダイエットを行っているわけですが、今のところ良い結果が得られています。これは一時的なダイエットではなく、継続しておこなっていきたいと思いますので、また別の記事でも触れたいと思います。

とにもかくにもこれで家計はなんとか黒字化することが出来ました。

生命保険金額計算

長年加入していた保険ですが、毎月届く支払い金額お知らせのはがきが大量にありましたので、年末に処分しました。

その際に、支払った金額を計算してみました。

そして、解約時に戻ってきた返戻金を引いてみると・・・

トータルで160万ほどマイナスという結果でした。。。

160万もあれば、投資に回していれば、年利4%でも年に6万4千円は配当を受け取れていたことになります。

浪費したとしても、豪華な食事や海外旅行にも行けていた金額ですね。

とても高い授業料でしたが、おかげでしっかりお金の勉強は出来たと思います(と自分に言い聞かせております)。

加入期間に医療保険、がん保険を含めて一度も保険を使ったことはありませんでした。

そのため、保険会社は原価をほぼかけずに160万もの利益を手にしたことになります。

それ以降、街中で保険会社のビルがたくさん目に入るようになりました^^;

生命保険が必要な場合

保険に関する勉強の中で、保険の本来のあるべき姿を見直しました。

元々保険の起源は、起こる可能性は低いけど起こると損害が大きいことに備えるために、大勢で少しずつお金を出し合って備えておくことから始まっています。

そう考えると、必要なシチュエーションは限られるということになりそうですね。

個人的には車の任意保険と火災保険くらいで良いのかなと思いました。

保険に関してですが、この本が解約の後押しとなりましたので、一応紹介しておきます。

保険の本質的な部分に触れており、本来の保険の在り方や加入を考える基準などが分かると思います。

保険について少し勉強してみたいという方にはとてもお勧めできる1冊となっていますので、よかったら参考にしてみてください。

まとめ

今回は、私の生命保険の加入と解約の経緯について触れました。

知人からの紹介で「とてもお得な貯蓄と投資」と思い込んで加入したわけですが、実際にはそんなことはありませんでした。

解約したあとの返戻金を差し引いた総支払額は160万と立ち眩みが起こりそうな金額でした。

保険の本質は「起きる可能性は低いが、起きると大変な事に備える」ことです。

生命保険の加入世帯率はおよそ90%で、保険に加入するきっかけは加入者からの口コミによる営業マンの紹介が多いという統計結果も出ております。

保険加入の際には、本当に必要なのかを計算できるくらいの余力があればいいなと思います。

私の場合はとても高くつきましたが、世間を知る良い勉強になりました。

また、必ずしも保険が必要ないわけではありませんので、個々の事情に合わせて適切な保険に適切な分だけ加入するようにしましょう。

今回もどなたかの役にたてばうれしいです^^

コメント

タイトルとURLをコピーしました