お金のことで苦労したくない!でもなんで自分はこんなにも苦労が続くのだろうか。そんなことを考えたことはありませんか?
私がそんなことを考えていた時に出会った本です。
Think clearlyとは
著者はスイスの航空会社CEOの方です。
主な内容としては、より良い人生を生きるためにどうすればいいかは分からないけど、何をしてはいけないのかは分かる。と言って実体験からくるその方法論を紹介しています。
著者の52の思考方法を紹介しており、1つ1つをコラムなどに書いていたものを集めて書籍化されています。なので、1つ1つは短く読みやすいのですが、全て読むには結構なボリュームとなります。
そういった意味では、どこから読んでもいいですし、目次を見て気になったところだけ読んでもよいかと思います。
内容要約
ただ、これだけ多岐に渡る内容を要約することは大変で、私のような読書力の無いような者には到底内容をお伝えすることはできません…
なので、自分なりに解釈したこの本から得られたことをご紹介すると以下のようになります。
- 自分の力量とやるべきことをはっきりさせて、やらないことを明確にする。
- そうすることでYes、Noの判断基準を明確にする。
こんなところでございます。
とても貧相なまとめなので、気になった部分をもう少し紹介したいと思います。
印象的な考え方
特に印象的だったことが、「自分でコントロールできないことに捕らわれない」ということと、「一生で読書する量を決める」という部分でした。
自分でコントロールできないことに捕らわれない
どういうことかというと、世界で起こっている大きな問題に憂いでも自分一人ができることは限られているので、自分のコントロールできることにフォーカスして生きようということでした。
この考え方は、他にも多くの人が推奨しています。有名なところでは、「7つの習慣」のコヴィー博士や、「エッセンシャル思考」のマキューンさんも言葉を変えて同じことを話されています。
良書の作者として著名な複数の人が推奨している考え方ということは、かなり正解の確率が高い考え方であるのではと思います。
一生で読書する量を決める
また、「読書の量を決める」というのは、読書から得られる情報の8,9割は不必要な情報であり、人生を不必要な情報に費やすよりは、よい本を何度も読む方が得るものが優れるという考え方です。
作者の場合は100冊までと決めており、そうすることで、本当に読む価値のある本なのかを慎重に吟味するため、手元に残る本は選び抜かれた少数精鋭になるということでした。
これは考え方に賛同したというよりも、今まで大量に本を読むことが美徳とされていた概念に一石を投じたものとして、印象的だったものです。
先日紹介した読書術もそうですが、ほとんどの読書家は大量に本を読むことを良しとしており、読めば読むほど知識が上書きされて、良くなることはありえど、良くないことなど皆無というスタンスですよね。
これを結構真っ向否定している考え方だったので、個人的にはこの本の中で最も「へ~」となったところでした。
少し極端な考え方にも思えるため、私は今後も本は適度に読んでいこうと思っております。
まとめ
今回は「Think clearly」をご紹介しました。
この本は、人生の様々な判断に迫られる場面での判断基準を明確にするために役立つ本かと思います。
もちろんそれは投資の方針や、売買に至っても例外ではありません。
少しでも今より豊かな人生を望まれる方で、まだ読んでいないという方は是非一読してみてください。
今回もどなたかの役に立てばうれしいです^^
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